創設平成28年11月（2016年）、冬はマイナス20℃にもなる大雪山系の麓、豊富な天然水と広大な農地、年間約200万人が訪れる「層雲峡温泉」を有する北海道上川郡上川町の地に日本酒の製造を休止していた三重県の酒造会社を移転し、上川大雪酒造株式会社を設立しました。そして2020年に十勝、2021年に函館と酒蔵の無かった土地に酒蔵を造り、地元に愛される地酒と共に地域の活性化に寄与できるよう邁進しております。

北海道の大きさは東京 大阪間を超え、千葉県から徳島に県に届くほど。日本の五分の一の面積に十以上の空港があり．．．もっと見る

創設平成28年11月（2016年）、冬はマイナス20℃にもなる大雪山系の麓、豊富な天然水と広大な農地、年間約200万人が訪れる「層雲峡温泉」を有する北海道上川郡上川町の地に、日本酒の製造を休止していた三重県の酒造会社を移転し、上川大雪酒造株式会社を設立しました。そして2020年に十勝、2021年に函館と酒蔵の無かった土地に酒蔵を造り、地元に愛される地酒と共に地域の活性化に寄与できるよう邁進しております。 北海道の大きさは東京 大阪間を超え、千葉県から徳島に県に届くほど。日本の五分の一の面積に十以上の空港があり、食文化も様々です。 2017年、北海道の屋根・大雪山連峰の麓の町「上川町」の【緑丘蔵（りょっきゅうぐら）】から酒造りが始まり、2018年、ＮＨＫ朝ドラ『なつぞら』の舞台としても知られる食の宝庫「十勝」には十勝・帯広畜産大学キャンパス内に【碧雲蔵（へきうんぐら）】、2021年、五稜郭がある文化・歴史の発祥地「函館」には【五稜乃蔵（ごりょうのくら）】を創設、三つの酒蔵は京都・静岡・長野と同じ距離感に匹敵します。 原料米には、契約生産者が栽培する全量北海道産の酒造好適米を１００％使用しますが、広大な北海道の空気と水の違いを感じる地酒、その土地に根ざす「食の王国」だけに許された酒造りに挑んでいます。 酒造りのコンセプトは「普通に造る」こと。目指すのは「飲まさる酒（北海道弁で「ついつい飲んでしまう」の意）」。大きな仕込タンクは使わず、タンク一本あたりに使う米は600〜750�s。10�sずつ丁寧に米を洗い、ストップウォッチを使って限定吸水。放冷機は使わず、手作業の自然放冷。麹は全量6〜7kg盛りの小さな箱麹造り。70％精米の純米から35％精米の純米大吟醸まで、約50本の仕込みを10月〜7月まで、10ヵ月かけて一本一本ほぼ同じペースで仕込みます。 まるで全ての仕込みが大吟醸の仕込みのようですが、これが上川大雪が行っていく「普通の造り」です。手造りの伝統的な手法で一本一本のもろみを丁寧に小仕込みに徹して仕込み、高品質の酒造りを行います。極端なものではなく、普通に美味しいお酒。より多くの人が喜んでくれる酒造りを目指します。 また、ここには最高の原料がある。原料以上のものは造れない。日本酒造りの原料は、水と米。仕込み水は、万年雪を冠する大雪山系の湧水を源流とする酒造りには理想的な約7℃の天然水。原料米は信頼で結ばれた顔のわかる生産者のつくる、北海道産の酒造好適米「彗星（すいせい）」、「吟風（ぎんぷう）」、「きたしずく」という三種類の北海道産酒造好適米だけを使用します。我々を信頼してくれている生産者と、上川町の美味しい天然水に敬意をはらい、その土地で愛され根付いていく地酒を造っていきます。 五角形を有する家紋は、大雪山の「大」の文字、美しい雪、アイヌ文様をデザインモチーフに、日本酒の五味、甘・酸・辛・苦・渋を表現しています。これから五十年、百年と美味い酒を醸し、地域で愛され受け継がれていく酒蔵のシンボルマークです。 上川大雪酒造は、北海道産の酒造好適米とそれぞれの地元で採取される良質な天然水を原料に、地元産にこだわった日本酒を造ることで、北海道の地域ブランドを全国へ、メイドインジャパンを世界へ発信していきます。これからもその土地のこだわった素材で、世界に通用する日本酒（地酒）を醸し、「6次産業化地方創生ビジネス」のイノベーションを目指していきます。